FF8が20周年なので、だったら壁にでも話す ~僕とFF8~
2019.02.11 (Mon)
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FINAL FANTASY VIII (FF8)が1999年2月11日に発売されて
今日で20周年を迎えました。
そこまでやりこんでるわけじゃないけど、
FFの中でも好きな作品なので思い出語りなど。

ちなみに記事タイトルは
『FF8』の主人公スコールの名言「だったら壁にでも話してろよ」が元です。
(クイズマジックアカデミーの連想にも出てくる)
先生にむかってなんて野郎だ。



異色のシステム



キャラのレベルを上げると敵のレベルも上がる
モンスターを倒してもお金が手に入らない(SeeDとしての給料のみ)など
従来のRPGと比べてかなり異色のシステムだったFF8。
最初は戸惑いましたが、元々代わり映えしないレベル上げの単純作業が
あまり好きではなかったので個人的には性に合ったシステムでした。

初めてFFシリーズをプレイしたスーファミの『FF5』でも
カーウェンの町で拾った「こおりのロッド」でリクイドフレイムをゴリ押ししたり
面倒なレベル上げを避けてどれだけ突き進めるかを
自然と考えながらやってた記憶があります。

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周りの声を聞くと前作『FF7』がわりとシステム・シナリオ面ともにわりと王道?だったので
次作で同じテイストを期待して面食らった、という人が多かった印象です。
レベル上げを強いられないのと、音楽が非常に良かったので
通常戦闘はドローして即逃げを繰り返して自分はマイペースに進めてました。

FFシリーズは
5→7→8→9→4→6→1→3→10というよくわからない順番でやってるんですが
後から色々プレイしてシリーズを知るたびに
「FF」って王道なところもあるけど常に奇をてらう・新しいことに挑戦する姿勢は
今も昔も変わらないな~
と感じました。
ウィザードリィ・ドラクエの模倣だらけだったファミコン時代に
戦闘シーンでキャラが動くRPGってだけで斬新だった。

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良くも悪くも、FFシリーズは国民的RPGでありながら「変わったゲーム」でもあるので
FF8の批判に関しては先入観の問題も大きいかな~と思います。


当時感じたこと



当時小学生だった自分は『FF7』も面白いことは面白かったけど
初見プレイでは細かいところは理解できなかったシーンも多く、
『FF8』もCMやファミ通見たときは「難しそう」「大人向け」っていう印象が強かったです。
「記憶」の要素が物語の鍵となるFF8の性質上、
実際初回プレイでは主要キャラの関係性もあまり理解できてませんでした。

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それでもFFシリーズ初となる「学園モノ」という要素が
少年漫画よろしく共感しやすい部分もかなり多かったので、
街の人の話聞いてるだけでもその人物の生活感を感じられるのが好きでした。
図書室の前歩いてる生徒が「文明が発達しても紙の本は無くならないと思うよ」
って言ってたのが印象的だった。


考察サイトの影響



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次作『FF9』をプレイして以降はすっかり音楽ゲームにハマってしまい
PS2も買わずにゲーセン族になってしまうわけですが、

今だからこそFF8 in 2003

という考察サイトを知り、アルティマニア(FFシリーズの攻略本)を読んだだけでは
到底理解できない部分まで踏み込んだ考察の量に圧倒され、
『FF8』の魅力を知るようになりました。
このサイトはサラッと読むだけでも引き込まれる文章で
ずっと読んでいたくなる量と密度なんですが、
ジオシティーズのサービス終了にともない
2019年3月31日(あと1ヶ月半)で観れなくなってしまうので注意!

新しいサイトもあるみたいだけど旧サイトの全文そのまま載ってるわけではないので
ローカルに保存しとこうかな…w


男キャラがかわいいFF8



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思春期の男子が主人公ということで感情移入するところも多かった。
テーマが愛ということもあり、女性キャラが
男性プレイヤーにとって都合のいい「ゲームのヒロイン」というよりは
ちゃんと人間的な内面を主張してくるので
作品そのものが少女漫画チックなところも。

序盤の任務で犬猿の仲であるゼルとサイファー、
それを淡々とあしらうスコールの関係はライバルでもあり戦友でもある
ちょっと面倒な男の友情。今度また二次創作でも描いてみたい一面です。


FFシリーズ屈指の音楽



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オーケストラで生音基調の曲が多く、
「Eyes On Me」はシリーズで初めてボーカル曲として採用され
音楽面に関してはFFシリーズの中でも屈指のクオリティ。
オープニングムービーで流れる「Liberi Fatali」のインパクトも相当のものでした。
(余談だけどこの曲の”構成”が「嘆きの樹」を彷彿とさせる)

個人的に好きなのがバラムガーデンとバラム街のBGM。
おそらく初めて買ったCDが『FF8』のサントラだったので
漫画描きながら癒やし作業用BGMとしてよく聴いてました。

また、キャラが歩くたびに鳴る「足音」が採用されたのもシリーズでは『FF8』が初出。
リアルな等身とともにキャラクターの存在感が増した要素のひとつだと思います。


移植が出ないFF8、再プレイのススメ



「ファイナルファンタジー」シリーズの名作の数々が、Nintendo Switchに登場。

詳細は不明ですが音楽の権利の問題もあってか?
大元のPS版とPC版以外はまったく移植やリマスター版もなく
ゲームアーカイブスで出来るようになったぐらいの『FF8』。
続編とまでは言わないからリマスターで
実績(トロフィー)つき高解像度版やりたいっすね~。

ちなみに『FF8』のちょうど1年前・1998年2月11日に発売された
『ゼノギアス』を今プレイしてるところなのでそれ終わったらまた久しぶりに『FF8』にも触れたい。


先に紹介した考察サイト「今だからこそFF8 in 2003」ではこう書かれています。

FF7 劇中で答えが明かされる。
FF8 劇中で答えが明かされない。

FF8は劇中で答えを明かさない代わりに、仮説を立てるのに必要な手掛かりを山ほど用意してくれている。

例えば、ラグナ編5(映画撮影)は、ルナパンの伏線のほかには、サイファーが魔女に憧れた理由とトラビアガーデンの発生理由の2点をプレイヤーに想像させるだけの役目しか負っていない。
スコール編では行く必要のないウィンヒルではレインの死因を推測するのに不可欠な興味深いメッセージが…。
訪れる必要のないバラムの民家と白いSeeDの船では時期限定でハイン神話の解説をしてくれる。

せっかくゲーム側がこんなに考察の材料を用意してくれているのだから、それを楽しまないのは損だ。どんどん推理と想像を楽しもうではないか。



ただプレイして見たものだけではなく、
自分で能動的に見つけていくのが『FF8』の面白さのひとつだと思うので、
当時1回クリアしただけの人も、もう1周はぜひプレイしてほしい作品です。

ちなみにリノア=アルティミシア説は…どっちでもいい派w
再プレイしたらまた見方が変わるかも。



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